2026年第33週
振り返り
NASDAQ 100 / STORY OF THE WEEK
買いは、続かなかった。高値(ケ)から安値(く)へ。
上位足の物語と、5日間の執行をたどる。
1時間足|買いは、続くのか
今週は、上昇波(あ)→(ケ)に対して、買いが継続するかどうかを見極めるところから始まった。
週明けには、(い)→(う)で短期的な買いがチャレンジされたものの、上昇は続かず反落。結果として(ケ)が天井となり、その後は何度か戻りを挟みながらも下値を切り下げ、土曜現在の安値(く)まで下落する展開となった。
なぜ、買いは続かなかったのか。
この値動きの背景にあった相場の物語を、時間軸を登りながら順に見ていこう。
4時間足|まだ、上昇トレンドの中
(c)→(ケ)の上昇トレンドは、現在も継続している。
この上昇トレンドにおけるダウの安値は(ク)。したがって、ここを割れば、物語は「継続」から「転換」へと移ることになる。
転換したからといって、即座に下降トレンドへ方向転換するわけではない。この違いは、しっかり区別しておこう。
ただし、この4時間足の背景を踏まえて、先ほどの1時間足を見返しても、(ケ)の上昇がどこで抑えられたのかまでは見えてこない。
その答えを探るため、さらに日足まで登ってみよう。
日足|(ケ)の正体
日足で確認できる最も大きな上昇波は、(D)→(E)である。現在は、この上昇波に対する押し目が狙われる状況にあり、その内部では(E)→(a)→(b)→(c)という調整下落波が完成している。
ここで留意しておきたいのが、安値(c)で下落が止まった位置である。チャートの左側を見ても、そのポイントで止まる根拠となる高値や安値は見当たらない。
そして、肝心の高値(ケ)。
1時間足だけでは、なぜ(ケ)で上昇が抑えられたのかまでは見えてこなかった。しかし日足まで登ることで、(ケ)は、調整波の下落一波を構成する下降トレンドの中にある一つの高値だったことが明らかになった。
週足|M25が受け止めた押し目
日足の安値(c)は、週足の安値(C)26,277.06には届かず、その上を推移していたM25に支えられる形で、いったん押し目をつけたように見える。
ここから描かれる、週足の3つの問い
ここから高値(E)を越え、上昇を継続できるのか。
それとも反落し、今度こそ安値(C)までしっかりと刺さりにくるのか。
そして、安値(C)まで刺さりにきたとき、(C)→(D)→(E)という上昇波の根元は、サポートとして機能するのか。
このあたりが、現在の週足で描かれている物語である。
物語を、執行へ。
上位足で地形を把握し、15分足でシナリオを立て、4分足で引き金を引く。ここからは、5日間のトレードを振り返る。
上昇の「続き」と、窓の反応
この日は、安値(あ)→(ケ)の上昇と、その継続がメインシナリオだった。
ただし、長期足では天井圏に位置していたことにも留意が必要である。どのようなリスクを伴うロングなのか――ここでいうリスクとは、逆シナリオへ進む可能性のこと――を考えながら組み立てるロング戦略だった。
帰宅後にトレードしたのは、①と②の2カ所。
①は、安値(あ)から続く上昇の継続を狙ったトレード。いわば、上昇の「続き」を獲りにいったヤツである。
一方の②は、完全に押し目の反応獲り。サポートとして見ていたのは、「窓を開けたゾーン」だった。この判断には、統計的な要素も含まれている。
“窓埋め”だけではない。
世間一般では、“窓埋め”という値動きがよく知られている。しかし実際には、相場がこの窓のスペースまで到達したとき、反転の動きも起こりやすい。
この性質を知ったうえで、相場の流れがどちらを向いているのかを把握できていれば、ある程度の自信を持って玉を建てることができる。
短期足へ落とし込み、引き金を引く
①でエントリーしたのは、ⓐとⓑの2カ所。
②ではⓒをピンポイントで狙ったものの、いったん撤退。その後、ⓓでエントリーとイグジットを何度か繰り返した。
本当はもう少しトレードを続けて、(う)までの上昇を獲りたかった。しかし、意志力の枯渇と翌日のための睡眠を考え、ここでチャートを閉じた。
そもそも23時頃から“コックリエントリー”になっていたため、危険なので終了した😅
あまりきれいなトレードはできていないため、積極的に参考にしてほしい内容ではないが、一応掲載しておく。
一方向の流れに、逆らった日
1時間足では、上昇の流れの中で(い)→(う)まで押しが買われた。その買いがさらに継続するのか――この問いに答えが出たあとは、一方的な下落の流れへと切り替わった。
このシナリオも、長期チャートの物語を読めていれば、当然ながら想定内の動きとなる。
火曜日の失敗は、これだけ一方向の流れが発生しているにもかかわらず、反転を期待し、押し目を拾うような狙い方をしてしまったことにある。
もちろん、狙い方に絶対的な正解があるわけではない。ただ、兼業で限られた時間の中、「収益を上げよう」という意識が強くなると、どうしても精神をそちらへ持っていかれてしまう癖がある。
ここは、必ず修正する方向へ舵を切りたいと考えている。
相場の値動きには、「コイントスゲーム」の本質と重なる部分がある。
表が5回、6回と続いたからといって、「そろそろ裏が出るだろう」と考えるのは、間違いに等しい。
それでも相場では、コイントス以上にそう考えやすい。なぜなら、チャートの左側にある状況を把握できるからだ。
「この辺りまで来れば、さすがに……」
では、この考え方そのものが間違っているのかと問われれば、間違いだとも言い切れない。このあたりの話が、トレードを教えるうえで最も難しい部分だと感じている。
ただ、やはり基本に立ち返れば、従うと決めた軸や波が定まっているのなら、その流れに従い続けることが最適解なのだと思う。
昨日とは違う、上昇波の事実
この日も、帰宅するまで下落が続いていた。
ただし、前日と違うのは、安値(え)→①の上昇波が発生していたという事実である。
相場の背景を踏まえても、いったんはこの上昇波に対する押し目が狙われやすいと判断できる根拠があった。そのため、この物語をさらに短期足へ落とし込み、ロングを狙うことができた。
ターゲットは、上にある赤帯のレジスタンスゾーンである。
15分足の物語を、4分足へ
15分足で確認した上昇の物語を、4分足へ落とし込んでトレードした。
最終ポジションを保有していた頃には、やはりすでにコックリコックリしていた。そのため、価格がワーッと伸びたところでソッコーで利食いし、そのまま就寝した😅
正しい見立てと、正しい撤退
この日は、前日の就寝中にレジスタンスから強い売りとなる(お)→(か)が発生していた。そのため、基本スタンスは、ショート継続を狙った戻り待ちである。
ただ、この日は仕事が大変だったため、帰宅した時点ですでに“意志力の枯渇”状態。トレードができる精神状態ではないと判断し、風呂に入ってソッコーで寝てしまった。
もし、トレードしていたなら。
ⓐ→ⓑの下落を確認したあと、間違いなくⓒをショートで叩いていたはずだ。
今週、最も反省すべき日
この日は、今週で最も反省すべき一日となった。
戦績だけを見れば、ギリギリながらプラスを保っている。しかし、トレードへ向かうまでの過程と、その後に取った行動には大きな問題があった。
まず、帰宅した時点ですでに意志力は枯渇状態。それにもかかわらず、酒すら我慢できず、ハイボールをゴクゴク飲んでしまった。
前日にトレードできなかったことに加え、翌日が休みだったことも相まって、気が大きくなっていた。
「もう、ここから落ちんじゃね?」
そんな短絡的な理由でエントリーし、即負け。
やられる前から「あ、これ、やってるわ……」と自分でも分かっている、あのパターンである。
その後は、「どうにか取り返したい」という欲求に負け、今週積み上げた利益のすべてをリスクにさらす行動まで取ってしまった。
こうした行動をいまだに取ってしまうということは、「テスト失格」あるいは「資金を溶かす」というリスクを、まだ完全には拭い切れていない証拠でもある。
PCデスクに向かい、トレードすると決めたなら、チャートを開く前に「トレーディング憲法」を音読する。
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