第34週振り返り分かっていることと、できることは違う。
相場の構造は見えている。買える場所も、見送るべき場所も分かっている。それでも、実際に注文を出す人間が、その理解どおりに動けるとは限らない。2026年8月24日から28日までの、相場と自分自身の記録。
売りの一週間は、どこで終わったのか。
今週の1時間足は、(あ)から(ふ)まで。
一見すると、週の前半に下げ、そこから大きく上昇した――それだけにも見える。
だが、実際にリアルタイムでこの相場を追っていくと、「どこから買いになったのか」は、そこまで単純ではない。
(あ)から(い)までの下落に対して戻りが売られ、(う)から(え)まで再び下落した。
さらに、この下落トレンドに対しても(お)から(か)まで売りが試される。
しかし、ここでは安値を更新できなかった。
(か)から反発し、(き)までの上昇波が生まれる。これによって、少なくとも安値(か)が割れるまでは、今度は買いを試すことのできる相場へと変わった。
その後、(き)→(く)→(け)→(こ)という調整が形成され、さらに(さ)→(し)→(す)では、先ほどの(お)→(か)→(き)と同じ構造が、もう一段小さな波の中に現れる。
いわば、波の中に同じ波が入った状態だ。
ここまで来ると、(せ)からの買いは一度「正しい」ように見える。
だが――まだ終わってはいない。
なぜなら、この時点では依然として、チャート全体を覆っていた黄色の下落トレンドの内部だからだ。
まだ残っていた、売り継続のシナリオ
(せ)からの買いが失敗し、再び売りが継続する。その可能性は、この時点ではまだ消えていなかった。
だから俺にとって重要だったのは、「買いが入ったこと」ではない。
その買いが、本当に下落トレンドを終わらせるだけの仕事をしたのかどうかだった。
そして、その懸念が完全に消えたのが――(そ)までの上昇。
ここをもって、ようやく短期足では、「しばらく買っていける」というシナリオへ移行した。
安値(か)で底を当てる必要はない。(せ)で「絶対上がる」と予測する必要もない。
相場が必要な仕事を終えるまで見て、終わったことを確認してから、その事実についていけばいい。
そして最後にもう一つ。この1時間足だけを見れば、話はここまででも成立する。
だが、図中のカタカナ表記――安値(コ)と高値(サ)。
この二つが、さらに長い時間軸の物語の中で「どことどこなのか」。そこまで分かって初めて、今週の値動き全体が一枚につながる。
調整なのか、上昇再開なのか。
(c)から(ケ)まで続いた上昇波。
その頭のダウである、(キ)→(ク)→(ケ)が、安値(コ)によって崩れた。
ここから(c)→(ケ)の上昇そのものに対する大きな調整波へ入っていくのか。
それとも、結局(コ)が押し目となり、再び上昇へ転じて高値(ケ)をブレイクしていくのか。
4時間足で見ていたのは、そんな話だ。
そして1時間足で追っていた今週の値動きも、この大きな構造の中で起きている。
次に確認すること
上昇波の起点(c)はどこなのか。そして、高値(ケ)は何なのか。
さらに上位足へ登って確認していこう。
9月の物語を分ける、二つの条件。
4時間足で確認した安値(c)。
日足まで上がって見ると、(c)はすでに日足の調整波の安値であり、同時に、上昇波D→Eに対する押し目となる可能性を持った位置にある。
つまり、4時間足で見ていた(c)→(ケ)の上昇は、さらに大きな時間軸では、D→Eという上昇波の押し目候補から生まれた動きでもある。
一方、現在の高値(d)は、E→(a)→(b)→(c)と続いてきた下落トレンドの高値圏に位置している。
そのため、ここから再び売りが優勢となり、安値(c)方向を目指していく展開も十分に考えられる状況だ。
そう考えると、9月はかなり重要な月になる。
一つは、4時間足で確認した高値(ケ)をブレイクしていく展開。
もう一つは、上昇に失敗し、再び下方向へ向かい、まずは安値(a)付近を目指していく展開。
どちらへ進むのかによって、その先の話は大きく変わってくる。
今の段階で、9月の方向を決めつける必要はない。
まずは、その事実を確認してから次の物語を考えていけばいい。
分かっていることと、できることは違う。
ここからは、実際のトレードを振り返っていく。相場の構造については、それなりに見えている。問題は――それを俺自身が、ちゃんと実行できているのか。
言っていることと、やっていること。
この日は、以前の記事「言っていることと、やっていることが違う」でも書いた通り、完全にミスった。
詳細はそちらですでに語っているので、ここでは割愛する。
分かっていることと、実際にやっていることがズレた。
今週は、いきなりそんな始まりだった。
何もしなかったことが、正しい判断。
仕事から帰宅した時点で、すでに高値(お)(う)付近をつついていたか、レジスタンスへ突っ込んでいる状態だった。
そのため、この日はノートレード。
翌日に向けて考えていた中心シナリオはロングだった。
ポイントになるのは、安値(え)が「どこで、何なのか」ということ。
その背景を踏まえたうえで、①が割れないのであれば、買いを狙っていけると考えていた。
実際、もしこの日朝からチャートを監視できていたなら、俺は当然「あそこ」でロングを仕込んでいる。
「あそこってどこだよ?」
という話は――『[相場の]折り返しの原理』そのものだ。
この日は、何もしなかった。
だが今振り返れば、何もしなかったこと自体が正しい判断だった。
ターゲット到達。そして、寝落ち。
この日は、ひたすらロングで攻めた。
方向そのものは合っていた。ただし、タイミングはかなりミスっている。
原因は単純。疲れていた。
途中からもう、コックリコックリしながらチャートを見ていた😅
途中で棄権したり、それでもまた起きてエントリーしたり。
そして一番ひどかったのが、利食いのタイミング。
一瞬寝落ちした。
ハッ!と目を覚ましてチャートを見ると、価格はちゃんとターゲットまで到達している。
「おお!きた!」と思ったのも束の間。
「……あれ? おれ、これ利食いしたっけ?」
履歴をチャートに表示してみると、大きな陰線2本で、きっちり損切られていた。笑ったw
その後も、寝たり起きたりしながらチョロチョロとエントリーを繰り返し、最終的にはなんとかプラスで終えることができた。
ただ、改めて思う。
意志力が枯渇した状態でトレードするのは、マジでしんどい。
判断力も落ちる。待てなくなる。集中も続かない。
そして今回は文字通り、起きていることすらできなかった。
まぁ……やるしかない。
まだ、克服できていなかった。
この日は、再び月曜日と同じ過ちを繰り返した。
火曜日に一度抑えることができたことで、「もう大丈夫だろう」と思っていた。
まだ大丈夫ではなかった。
本来のUTで考えれば、この日のエントリーポイントは日付変更線周辺からの動きになる。
だが、そこまで起きていることができなかった。
もし起きていられたなら、大きなプラスになっていた可能性は高い。
でも、それは結果論だ。
専業へ戻るまでは、仕事をしながら、疲労とも睡眠とも戦いながらトレードしていくことになる。
ならば、それ込みで戦えるようにならなければならない。
やったるわ。。
方法論の、その先に残るもの。
背景だけを考えるなら、ハッキリ言ってここは見送りでもいい状況だった。
それでも俺は、「買いで最後っ屁に乗れるか」と攻めていた。
そして一週間分のチャートと履歴をこうして並べて見返してみると、ものすごくよく分かる。
トレードで重大なのは、方法論だけではない。
むしろ方法論を知ったあとに残るものの方が、厄介なのかもしれない。
知っている。説明できる。人にも教えられる。
それでも――自分がその通りにできるとは限らない。
「言ってることと、やってることの乖離がデカすぎるだろ」
これが、『[相場の]折り返しの原理』を書き上げた人間のやることなのか?っていうw
なかなか恥ずかしい行動まで含めて、全部ここに記録しておく。
勝っているところだけ切り取って、「ほら、俺はこんなに上手いですよ」なんてやるつもりはない。
ミスったなら、ミスったと書く。
寝落ちして損切られたなら、それも書く。
言っていることと、やっていることが違ったなら、それも残す。
そのうえで――今年中に、俺は確実に自分の言っていることを自分のものにする。
そして本当にそれができたとき。たぶん俺は、唐突にインターネットの世界から消えると思う。
でも安心してくれ。
恥ずかしい時代の記録まで、ちゃんと残したまま去っていくからな😆
今週の総合戦績
数字だけを見れば、今週もプラスだった。
だが、今週の価値はそこではない。
チャート分析の精度を高める。折り返しを理解する。シナリオを作る。もちろん全部大事だ。
だが最後に注文を出すのは、人間だ。
疲れる。眠くなる。欲が出る。暇になる。自分で決めたルールから外れたくなる。
だからトレードは面白い。
そしてたぶん――ここを越えない限り、方法論は完成しない。
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