時間軸には、役割の違いがある
MT5やTradingViewを開くと、時間軸の選択肢がずらりと並んでいる。1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足……。
UTではこれらを大きく2つの役割に分けて使う。「戦う時間軸」と「地形を読む時間軸」だ。
判断・執行の主戦場として使うのはM1・M4・M15・H1・H4の5種類。そしてD1(日足)・W1(週足)・MN1(月足)は、相場の大きな構造と重要水準を把握するために見る。特に日足以上になると、ローソク足1本の高値・安値・終値が、それ自体で強力なサポートやレジスタンスとして機能することがある。
4倍間隔という設計
1分足の4本が、4分足の1本を作る。4分足の4本弱が、15分足の1本を作る。15分足の4本が、1時間足の1本を作る。1時間足の4本が、4時間足の1本を作る。
この4倍という間隔が、時間軸間の関係を整合させている。下位足で起きていることが、上位足ではどのスケール感で見えているのか——その変換比率が常に「約4」になっている。
| 時間軸 | 役割 | 使い方 |
|---|---|---|
| MN1・W1 | 地形把握 | パワーバランスの重心・大局の向きを知る。ここでは戦わない |
| D1(日足) | 地形把握+重要水準 | 1本の高値・安値・終値が強力な水平線として機能することがある |
| H4(4時間足) | 大局の文脈確認 | 「今が上昇トレンドか下降トレンドか」を確認する層 |
| H1・M15 | 主戦場 | ユニバーサルパターンの確認・シナリオの具体化はここで行う |
| M4・M1 | 執行 | 判断は上で完了している。引き金を引くだけの層 |
下位足は上位足の「過程」に過ぎない
1時間足の1本のローソク足が確定するまでの間、1分足では60本のローソク足が生まれて消えていく。その60本の戦いの結果が、1時間足の「1本の形」として圧縮される。
これが意味することは——1分足で起きているすべての動きは、1時間足の1本の足を「形成している過程」に過ぎない、ということだ。
下位足でどれだけ激しく動いていても、上位足から見れば「まだ1本の足の中」だ。この視点を持てるかどうかが、チャートを読む力の根本にある。

