チャートを見ていると、ある瞬間に「あれ、下に向かったんじゃないか?」と感じることがある。でも、その感覚に引きずられてはいけない場面がある。
目線が変わる条件は、たったひとつしかない。
目線とは何か
| トレンド | 定義 | 目線 |
|---|---|---|
| 上昇トレンド | 波の高値・安値が連続して切り上がっている状態 | 上目線 |
| 下降トレンド | 波の高値・安値が連続して切り下がっている状態 | 下目線 |
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目線が変わる条件はひとつだけ
上昇目線が変わる条件:押し安値が割れること。
下降目線が変わる条件:戻り高値が更新されること。
それ以外の条件はない。「なんとなく下に向かった気がする」は目線転換の根拠にならない。
「これはトレンド転換じゃないか?」と感じるのは自然だ。でも問いはひとつ——押し安値を割ったか?
割っていなければ、目線はずっと上。どれだけ視覚的に崩れた波が出ても、構造が崩れていない限り判断は変わらない。
B-1のポイントを整理する
| 概念 | 内容 |
|---|---|
| 目線 | トレンドの方向に対する構造的な判断。「なんとなく」ではなく波の構造から導く |
| 目線が変わる条件 | 上昇目線は押し安値が割れたときに変わる。それ以外の条件はない |
| 押し安値の見分け方 | 判断レベル(ローソク波)の押した安値が押し安値。内部の小さな揺れ(x・y)は、この粒度では押し安値ではない |
| 押し安値の確定 | その後の反発が直前高値をブレイクした瞬間に確定。それまでは「候補」に過ぎない |
| 目視と判断レベル | 目視レベルの小さな揺れは目線に影響しない。判断基準は押し安値を割ったかだけ(→ A-2「粒度の固定」) |
次のB-2では押し安値・戻り高値の確定順序をもっと詳しく見ていく。「未来が過去を確定させる」という構造を理解すると、チャートの見え方がもう一段変わってくるはずだ。

