前回、呼吸と波とチャートが同じリズム構造だって話をした。
今回はその派生。視点の話。
岸に立って見てたら、波は「来る」。でも——自分が海だったら?
波は「行く」になる。
そして戻るのが「吸う」になる。
同じ波なのに、どこに立つかだけで体験が真逆に入れ替わる。
これ、チャートそのままやん、と思った。
買い方の岸に立って見たら、価格は「上に来る」。
売り方の岸に立って見たら、価格は「上に行く(自分から離れてく)」。
値動きは何も変わってない。
どっちの岸に立ってるかだけが違う。
で、ポジションを持った瞬間に何が起きるか。
岸から海に変わる。
外から波を見ていた人間が、波そのものになる。だから揺さぶられる。「やられてる感」の正体はたぶんこれで、自分が海になったことに気づいてない状態が一番しんどい。
トレードの心理的な揺れは、自分が海になった瞬間に始まる。
じゃあどうするか。
答えは出てないけど、少なくとも「自分は今、海になってる」と知ってるだけで、揺れ方が変わる気がしてる。
波に飲まれてるんじゃなくて、波を構成してる。
そう思えたら、チャートの見え方がちょっと変わるかもしれない。
岸に戻る方法は、ポジションを持たないことだけじゃない。
「自分が海である」と自覚することでも、少しだけ岸に近づける気がしてる。
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